2013、6、26
雨季のネパールでは、厳しい暑さを覚悟せねばならない。
カトマンズ空港に着くと、雲が垂れ込めていた。
すぐに服を全部脱いで、シャワーを浴びたい気持ちになる。
首都の標高は、1200メートルである。
トリスリ河の岸300メートルから始まるヌアコット郡は、もっともっと暑いことだろう。
雨は今にも落ちて来そうだったが、夕方になっても降らなかった。
人びとが雨を期待するのは、道路から舞い上がる埃が、少しでも口に入らないように願うからだ。
道路拡張工事が、なかなか始まらない。
人びとはあきらめて、手作りのマスクやタオルで口を覆って、気休めをしていた。