2010,2,25
引き続き、カトマンズの街である。
アッサンの中へふらふら迷い込んだら、本当に道が分からなくなり、ジュエリーのおじさんに聞いた。
「ターメルへ行くにはどう行ったら良いでしょう?」
「次の角を右だよ」
穀物屋さん。
鳩がたくさん止まっていたが、誰も追うものはいなかった。
ジュエリーは、ネワール族の中でも手先の器用なサキャ氏などが、営んでいるらしい。
隣は歯医者屋さん。というのは変だが、実は歯を抜いてくれる。
抜いた後は、義歯も作ってくれる。
ドクターの文字はなく、歯、作ります、と書いてある。
珍しい紙屋さん。
お茶屋さん。
つい見とれていた。
働いていたお嬢さんは、野の風にそよぐ葦のような人だった。