2009,12,24
昔から、カトマンドゥにはネワール族が住んでいた。
ネワールたちは不思議な町作りをしている。
広場の中心に神様を祭ったお堂があり、周囲が穀物や野菜の売り場になっている。
家々の中にも又広場に通じる入り口があり、真ん中にお堂がある。
垣間見た空間。
古くからの街並みがあるアッサン通りへ入って行くと、そこには同じような商店、広場、中心のお堂、などがあって、必ず迷ってしまう。
平和な時代なら、周囲の人に聞きながら、ニュウロードや古い王宮、もしくはラトナパークへ抜けるのだが、内戦の10年間は慣れた私でも怖かった。
当時、初めて来た人には、絶対にアッサンへは入るな、と釘を刺したのだが、これは逆効果になった。
後で聞くと、興味津々、必ずと言って良いほど、全員がこっそり入っていた。