NGOカトマンドゥ日記

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ベトラワティ・バザール 〔チニさんの店〕

2010、 7、31

橋の手前にも、ぎっしり店が並んでいる。
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左の店は、なんと金、宝飾、の店という看板を出している。
家が2、3軒の寒村だった昔を見ている私には、隔世の感がある。
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チニさんが、店の前で孫を抱いている。
1976年、ドゥルガさんとの養子縁組がようやく認められ、日本へ行くことになっていた。
そのとき、ドゥルガさんの姉シタの夫テクが、別のグルン族の女のところへ走ってしまった。
シタも、子供たちも生活は困窮を極めた。
数年たって、ようやくテクが本来の家庭に戻った。
ただし相当の手切れ金を支払ったらしく、シタはいつも私にこぼしていた。
手切れ金を元に、グルン族の女は店を構えた。
電気が来ると、店には冷蔵庫が備えられた。
私は、冷たいものが飲めると期待しているスタッフと一緒に、山から下る度に、この店でコーラやファンタを飲んだ。
グルン族の女とは、このチニさんである。
「何か冷たいものがありますか?」
「冷蔵庫を開けてみれば・・・」
チニさんはいつもねっころがったまま、そっけない。
「領収書をもらえます?」
「適当に書けば・・・」
チニさんはおっくうがって、一向に書いてはくれない。
仕方なく、ランバブ君が書いている。
チニさんに、いったいどんな武器があるのか。
今も、男出入りは、結構ある。〔らしい、としておく〕
でも、いいではないか。
グルン族の女一人。がんばって、生きているのだから。

今日も、私とスタッフは、
「冷たいものあります?」
といいながら、店へ入って行く。
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by ngokathmandu | 2010-07-31 10:59 | ネパール植林地

ベトラワティ・バザールへ入る

2010、7,30

ラシュワ郡で緑化したのは、ごく一部である。
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河沿いに植えた木は、大体活着している、
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家々の裏山に植えた木も、マメ科のシーソ、ショレア科のサール、もくれん科のチャンプ、などが根づいた。
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河の向こうがベトラワティ・バザールである。
初めて来た1974年当時は、家が2、3軒が散らばる寒村であった。
トリスリ河へ注ぐ支流に、壊れかけたつり橋が架けられていた。
その橋を渡ったところで、12歳のドゥルガさんに出会った。
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by ngokathmandu | 2010-07-30 10:36 | ネパール植林地

下山して、ベトラワティへ

2010、7、29

下山して、ベトラワティ・バザールへ向かう。
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歩きやすいように、石が敷いてある。
この道は、もっときれいにして、老人が転ばないようにする予定である。
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母の橋が架けられる以前、このつり橋は、トリスリ河にかけられた唯一の橋だった。
母の橋の対岸はヌアコット郡だが、この橋の対岸はラシュワ郡である。
2002年1月1日、ゲリラに囲まれた私たちは、この橋を渡って逃げようとした。
だが失敗して、拘束された。
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橋を渡るとラシュワ郡だが、実はここにも植林をしている。
トリスリ河沿いのラシュワ郡領に、左岸沿いに並木状に植えてきた。
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河沿いだけでなく、手前の部落側へも沢山植えている。
大きいものは、2階を遥かに超してしまった。
モンスーン期に雷が落ちて、切ってしまったシーソの大木もある。
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by ngokathmandu | 2010-07-29 10:14 | ネパール植林地

会議は踊っているかも

2010、7,28

会議では、出席者同士が、久しぶりに会った親戚だったりする。
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皆、熱を帯びてくると、それぞれが自分の部族の言葉でしゃべってしまう。
たとえば、急にタマン語で言われても分からない。
すぐ標準ネパール語に変えてもらう。
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とはいえ、グルン族もタマン族も、元はといえばチベット族である。
水は、キ。火はメ。
共通語がたくさんある。
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そこへ、インド系のカミ族、バフン族、チェトリ族、が混じる。
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この3人は親戚同士である。
ミンクマリばっちゃんの姪が、隣村のポサンさん、甥がその隣のコピラジさん。
会議が一段落すれば、もう皆が好きなようにしゃべっているのだ。
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by ngokathmandu | 2010-07-28 19:24 | ネパール植林地

さて、会議ですが、

2010、7、27

現地では、苗の生育状況、植林をする場所の選択、水やり、枝打ち、間伐、などのほか、この会議はもっとも重要とも言うべき事項である。
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一見、普通の会議に見える。
ただし、今のネパールでは、特に地方は、毛派の影響を排除できない。
この場面でも、毛派はちゃんと出席しているのだ。
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苗畑に各村から、人を出してもらいたい、そうすれば各村で自前の苗が出来る。
そんなことを言っている。
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私がその場で言ったことは、すぐヌアコット郡の毛派の中枢へ伝わってしまう。
ひょっとすると、中央まで、少なくとも全国NO5まで、伝わる。
そこが怖い。
だから、私は真剣勝負でしゃべっているのだ。
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by ngokathmandu | 2010-07-27 19:01 | ネパール植林地

アンダーカーストのカミ族の村

2010、 7、26

カミ族の部落は、マネガウン村を通り越し、ほとんど畑に出来ない荒地にある。
カミ族は、アンダーカーストゆえに、畑がなく、鍛冶や清掃業で暮らしを立てている。
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カミ族の植林地は、岩だらけの斜面である。
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カミ族の子供が、勉強をしていた。
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by ngokathmandu | 2010-07-26 19:06 | ネパール植林地

Eグループの植林地

2010, 7,25

マネガウン村のEグループの植林地の抱える問題を、少しずつ解決していった。
ここには少し草があった。
だから、下の村からも牛やヤギを連れた人たちがここを訪れた。
苗を植えても、片っ端から食べられる。
会議でお願いして、まず石垣を築くことにした。
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石垣は何度も壊れた。
牛が角で壊すのだ。
そこからヤギも入る。
ヤギは角で幼木を曲げ、のしかかって葉を食う。実際に現場を見た者でなければ、信じまい。
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ついに石をセメントで固め、一寸やそっとでは壊れないように直した。
乾季に備えて、貯水タンクを設置した。
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周囲が田んぼや畑のせいか、雨季には土の下を水が流れ、植えたばかりの苗を崩した。
これからも苦労しそうな場所である。
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by ngokathmandu | 2010-07-25 10:05 | ネパール植林地

マネガウンEグループの植林

201, 7,24

植林をして20年が経つマネガウン村でも、いまだ成功していない場所がある。
その一つが、このEグループの植林地なのだ。
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石垣で囲っている部分が、植林地である。
石垣は、一辺が150メートルある。
石垣は、放牧家畜の侵入を防ぐ。
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次に私たちは、苗の種類を限定した。
ドッコからはみ出さんばかりに大きい、ネパールハンノキを植えることにした。
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ここの土地は、土の下を水がくぐるような、荒地である。
雨季には水が土を崩し、乾季には干上がってしまう。
だから、水辺に強いハンノキを植え、乾季に水やりに精を出した。
今度こそ、成功するような気がする。
周辺はすでに成功している。
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by ngokathmandu | 2010-07-24 20:17 | ネパール植林地

仕事の後に

2010、7,23

一つの場所に長く来ていると、いくつもの家族の星霜を見ることになる。
若い夫婦が茶店を始めた。
お茶だけの商売だったのが、だんだん穀物や油を商うようになった。
塩も、砂糖も、石鹸まで置かれた。
そのうちに電気を引き、村で唯一つの冷蔵庫を置いて、インド製のコーラやファンタを扱うようになった。
子供たちは学校に行き、やがて結婚したりして、また夫婦だけに戻る。
私も、スタッフも、それを見てきた。
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ポカリガウン村の茶店の前での記念写真。
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1枚の画面には、入りきれませんでした。
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長年お世話になったポカリガウン村の茶店。
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by ngokathmandu | 2010-07-23 08:52 | ネパール植林地

ポカリガウン村の植樹 

2010、7,22

ポカリガウン村はグルン族の村だが、なぜかバフン族の男がリーダーになっている。
それでも良くまとまっているから、私のほうは楽である。
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グルン族の女性が植えている。
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グルン族、タマン族、バフン族、日本人、が入り乱れている。
そんなものだと思えば、案外平気である。
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植樹は未来への期待をこめられる。
皆、同じ気持ちで植えているのが伝わってくる。
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by ngokathmandu | 2010-07-22 19:35 | ネパール植林地



小中学生の牛乳パック回収によるヒマラヤの森作り
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