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NGOカトマンドゥ日記

カウレ村へ

2008年12月19日

朝6時、お茶とビスケットの食事のあとカウレ村を目指す。
トリすり河への支流サラク川の左岸をさかのぼる。
途中から右の尾根に取り付く。
10時40分、カウレ村の小学校の上に着いた。茶店でミルクティーを飲む。一緒なのは植林センターのスタッフ、ランバブ、ラムサラン、ラメッシュ、カルパナ、チェトラさんたちだ。今回はカトマンズのカルマさんがボランティアで参加している。

野球場3つほどの大斜面に、2万本の苗や木が展開している。5ヶ月しかたっていないには40センチほどだ。5年半のものは165センチある。森が出来てゆく確かさが、ひしひしと伝わってくる。
村の男性二人が上に登っていった。長いパイプを引きずっている。上にある貯水タンクにつなぐためだ。さらにもう一つのタンクは600メートル上にある。いくつかのパイプを繋ぎながら、ようやく水が出た。
村の女性たち、子供たち、わずかな男性たちが水がめ、牛乳入れ、ポリタンクなどで、パイプからほとばしり出た水を受け取る。水は苗や小さな木の根元に、ゆっくりとしみ込んで行く。別の女性たちは根元の草を刈ったり、コダロ〔鍬〕で土を根に盛り上げ、斜面を水が流れ出ないように周りに土の堰堤を作る。男たちは貧しさから脱するため、外国などへ出稼ぎに行っている。

午後5時、作業は終わった。まだ半分にも達していない。また明日の作業が残っている。ヒマラヤの植林は水を貯め、一本ずつかけないと成功しない。喚起は半年以上ある。
by ngokathmandu | 2008-12-19 19:13 | NGO活動
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小中学生の牛乳パック回収によるヒマラヤの森作り

by ngokathmandu
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