2014、2、22
パンクしたバスが、ようやく動き出した。
15分も経たないうちに、また、先頭のバスが止まった。
「どうした?」
「今度は何だ?」
後ろのバスから、乗客が駆け寄る。
「ガソリンがない」
「あーあー」
皆の溜息が聞こえる。
日本ではあり得ないが、ネパールではときどきあるのだ。
ガソリンが、希望した量だけ買えない。
そんなことは、珍しくない。
ガソリンスタンドに、100メートルの行列ができるこもある。
結局、二台目のバスから、最低限のガソリンが抜き取られる。
この作業に、またまた時間が過ぎて行く。
やっと戻ったホテル。
実際は真っ暗で、午後9時。
レストランは閉まっている。