2014、1、27
内戦が始まった頃、ガンドルンへ行ったことがある。
有名なトレッキング街道の、アンナプルナベースキャンプへ行く途中に、ガンドルン村はある。
ネパール人女性グループだけで始めた植林を、見学に行くためだった。
道はポカラから始まり、階段状の急斜面を登って行く。
疲れたら茶店もあり、小さなホテルもある。
ヨーロッパ人も、アメリカ人も、日本人も、一緒に歩く。
この有名すぎる街道で、なぜか、行方不明になった人がいる。
何度も紹介した物語。
子供が二本のチャンプ〔マグノリア、モクレン科〕の苗を、一緒に、しかも、インドボダイジュの下に植えた。
こりゃだめだ。
枯れるだろう。
第一陽があたらない。
だが、悪い予想に反して、ぐんぐん伸びた。
二本が下のほうで癒着して一本になり、いつしか、インドボダイジュを抜いた。